和柄のシャドーボックスは多くの場合
海外向けグリーティングカードやカレンダー
カード会社の和風プリントを利用して作ってきました。
今回新作キットとして準備中なのは着物の図案をデザインしてこられた
成願義夫氏の絵柄を印刷したものです。

桜リースの見本は4枚で作り、テキストも4枚で考えましたがキットは5枚組にします。
1枚目の全体像からピースを抜かずに5枚目(予備)から抜いて下さい。
成願氏は数年前から私が憧れてきた方です。
図案家として育まれた和の紋様や色の約束事を確実におさえた上
表現される美意識の高さと洗練に惚れ込んでおります。

絵柄にはグレーの輪郭線があるので確認しやすいです。
ずっと繋げて置いて丸みを付けて縁の色塗りを終えたら切り外して
部分毎に組み立てると合理的です。
細い枝の裏には針金の補強をしましょう。
このたびシャドーボックスを制作する為にプリントを印刷しキットを販売し
私が作品を制作販売する許可を数十枚の絵柄に限って頂きました。
正式にシャドーボックス用にそれらの許可を頂いたのは私が初めてだと思います。

花弁はまだ繋がっています。固定してからはずすと逆に簡単でした。
花芯はお好みでどうぞ。
今後しばらくは他の誰も扱っていない
美しい和の紋様を皆様にお届けできるのが嬉しいです。
正直私は許可を頂くのが難しいと思っていましたが
願えば叶う物なのだと感じました。
紙質はニスによっては沁みる可能性がありますので予め要らない部分でお試しください。

こちらはリースを持ち上げてニスを掛けて乾燥後
絹の布を貼った土台に固定しています。
花弁にはちょっとパールの光沢を付けました。