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手作りオタク日記
足立区北千住他でシャドーボックスをお教えして四半世紀
タルトその1
私が教えているペーパークラフト「シャドーボックス」の作り方を
3月19日から始まる銀座伊東屋展デビューのキットを使ってご紹介します。

伊東屋展DMの右上にあるにある「音楽が聴こえる」と言う作品は美味しそうなタルトの部分と
五線譜の部分を合体させて一つの立体作品にしています。
絵のモチーフは水彩画家真理さんが得意とするお菓子に今回の展示のテーマ『音楽』を絡めました。

この絵はシャドーボックス専用に真理さんにお願いして描いていただいたので
構図にシャドーボックス(=立体になる)ならではの工夫が施してあります。
従来なら1枚の絵にタルトと五線譜を描くところですがそうすると土台の絵に五線譜部分があるので
音符がリズミカルに空間を舞うような表現は不可能なのです。
描き分けてあればこそ五線譜だけがタルトの左下(合印をちょっと描いて貰ってます)から始まり
タルトの裏から周り込んで湧き上がってきてます。(笑)

真理さん「良い仕事してくれました」
私は今までのシャドーボックスになかったような新鮮な絵柄だと思いますし
見ていて心が浮き立つような作品になったと思います。
音楽とスイーツがあれば幸せです!! 

さて、作り方です。(笑)
予めそれぞれの紙片は説明書に沿って切って丸みをして縁塗りもすませて
元のフラットな絵(カラーコピー)の上でずれないように部分的に組んでおきます。
次に説明書の若い番号順に貼っていきますので↓クリアーにわかるように並べます。
DSC01510.jpg
↑左上が土台として裏蓋に貼るシート。
そこへテーブル面(←厚紙で補強する)とタルトの全体を立体的に貼り重ねます。
実などパーツを抜いて穴が空いた所には
メンディング・テープもしくはカラーコピー(←確認用として1~2枚予め取っておく)の同じ部分で
穴を塞いでおきます。シリコンボンドを乗せるのが簡単になります。
DSC01512.jpg
テーブル面はスティロールを短冊に切った物を下側に置き傾斜をつけます。
ベースのタルト下部は上に重ねる部分を見越して少し削って切るとタルトが宙に浮かずにセットできます。

上の写真ではタルトの下に白い物が見えていますね。
タルトの裏側にスティロール(7mm厚)を固定してありますがテーブル面や背景にはまだ貼りません。
後で五線譜がタルトの左下裏から表へ周り込んで貼れるようにするため固定しないのです。

タルトはテーブルに接する下部の高さを基準にして
全体がほぼ裏蓋と平行になるようにスティロールを裏に当てます。
スティロールはイメージした高さの8割~9割りをめざすのが使い方のコツです。
必ず低め設定にして残りをシリコンで調整すると作りやすいと思います。
スティロールのチップは手元に厚さ2mm5mm7mmと切れ端を用意しておくと作業が早いでしょう。
1~2mmならボード(厚紙)でも構いません。食品の容器などの廃物利用もお勧めです。
DSC01513.jpg
シリコンで貼る時は一気にズレを調整できるスピードで合わせるのが良いと思います。
早く組めるようにこれまで書いたような下準備を綿密にしておくのです。
シャドーボックスはそれぞれの紙片に丸みがつくので必ずそのひずみによりずれてしまいます。
高低差を付ける上に正面から見た時に違和感がない様に再構成したいのです。
そのためにはパーツ同士の微調整が欠かせません。多くは中心で合うように心がけます。
DSC01514.jpg
上に↑銀のイーゼルが写ってますがここには切る前の絵を置いています。
生徒さんには常に画家が描いたイメージを再構成できるようにカラーコピーでも良いので
元の絵を確認しながら作るようお薦めしています。
全体のバランスに目を向けるためにも細かな部分を先に作っておくのは大事なことです。
DSC01515.jpg
今回の場合 シャドーボックスの手法で画家が見ていた美味しそうなタルトを立体で再現したいのです。
水彩画の場合は特に輪郭線のにじみがありますからラインのどこを切れば良いか迷うものです。
考え方として例えば苺なら描かれた絵そのままの輪郭線を辿って切るというより
皆さんの中にある美しくみずみずしい苺をイメージして
これ以上ないくらいの美しいラインを追求して切りたいものです。


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この記事に対するコメント

カラーコピーの活用法という言い方が良いでしょうか?
まさに目からうろことはこのことです。

今まで「もしものとき」のためにカラーコピーはとってありましたが
それを近くに置き、作品を作っていくということはしていませんでした。

切り刻んでしまった紙では全体像は見えてこないし、悩んだこともありました。
せっかくカラーコピーをとってあるのに、私は何をしていたのでしょう・・・・・。
なんともお恥ずかしい限りです。

とても勉強になりました。
ありがとうございました。
【2009/03/01 01:00】 URL | 美景 #onVA9wqc [ 編集]

うぅっ!
感動で涙出ます。
ありがとうございます~!
【2009/03/01 01:16】 URL | マリ #- [ 編集]


水彩画のぼかしを切り取るのってセンスが必要ですね~
私なら迷ってしまい、絶対にはさみを入れることが出来ないです・・・
【2009/03/01 14:49】 URL | やちまる #- [ 編集]


美景様
お役に立ったなら嬉しいです。
私は売ってますから本当はいつも予備の絵で確認しています。(笑)
カラーコピーで作品は作りませんが随分画質は良くなりましたね。

マリさん
こちらこそありがとうございます。
原画は今京都を旅して数千万円の機械にかけられるそうです。(笑)
販売成功させたいです♪待っていてくださいね~

やちまるさんへ
描かれていない線でもある程度思い切り良く切れる秘策?があるのです。
私はこう見えて結構度胸があるみたいなんですよ。
女は度胸、男は愛嬌?あれ?
【2009/03/02 00:32】 URL | kazumi #- [ 編集]


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プロフィール

飯高 和美

Author:飯高 和美
シャドーボックス 教室主宰

エポキシレジン・ステンシル
・トール・ガラスエッチング
・コラージュ・木工などを取り
入れた作品作りをしています。

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