戦前に50年も日本は台湾を統治していたのですね。 私の母は祖父がお役人をしていた為台湾で生まれています。 そういう人を湾生と呼ぶのだそうです。 岩波ホールで 湾生回家というドキュメンタリー映画をやっていて 母と観てきました。 終戦の年の4月に祖母は台湾で病死、8月に終戦を向かえ 半年後財産を没収されて引き揚げ船に乗って帰国した母は小学校3年生でした。 母は8人兄弟の6番目です。 今80歳の母でぎりぎりその記憶があるくらいでしょうね。 3歳だった叔父さんには全く台湾の記憶がないそうです。 映画では台湾生まれのさまざまな日本人が登場します。 台湾人の養女として育てられ今は寝たきりになった女性は 子や孫が日本で調べ歩いて戸籍を見つけ「捨てられたのではなかった」と涙ぐみます。 母親のお墓があるので台湾の人と結婚して残った人。 望郷の念に駆られて数十回も台湾を訪れる人々・・・。 泣きますよ。 私は最近自分のお墓なんてどうでも良いか位に思っていましたが 遺された者にとっては大事な物かもしれないと感じました。 台湾の人は情が濃いですね。 故郷について考えさせられました。 日本人は台湾で好意的に接してもらいありがたかったですが その本当の所も分かるように思います。かつては同じ国だったのです。 分かりあえるって嬉しく幸せなことです。  母とのランチは紅葉の皇居を見下ろしながら竹橋のKKRホテル 芙蓉で。 野菜から食べました。ここのタルト大好物! はげみになりますので下のバナーをポチッとして頂けますか? よろしくお願いします。 
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